SalesforceのSales Cloud認定アドミニストレータおよびSales Cloud Consultant(セールスクラウドコンサルタント)試験に無事、合格することができたので、試験合格のための勉強法を知りたい方に残します。
試験対策のお役に立てば幸いです。
- SalesForceってなんだ?から半年でアドミニストレーターに合格した経緯
- 認定アドミニストレーターとは
- 【第1部】認定アドミニストレーター試験へのチャレンジ
- 認定アドミニストレーター合格のための効率的な対策方法
- 【第2部】Sales Cloud Consultant試験受験時の私のSFDCレベル
- Sales Cloud Consultantも、試験ポイントスタディ(CRT251)必須
- Sales Cloud Consultant試験の合格対策
- Sales Cloud Consultant試験の出題範囲と出題率
- Sales Cloud Consultant試験当日の流れ
- 講習や試験ポイントスタディの受講が難しい場合の対策
SalesForceってなんだ?から半年でアドミニストレーターに合格した経緯
認定アドミニストレーターとは
認定アドミニストレーター試験ではSales Cloud、Service Cloudにおいてシステム管理者が利用できる設定や管理するための設定項目から幅広く出題されます。
【第1部】認定アドミニストレーター試験へのチャレンジ
認定アドミニストレーター合格のための効率的な対策方法
内容1. 事前課題の解答と解説
- 出題率の高い学習テーマのポイントの確認
- Salesforce 管理Ⅰのコースを復習
- 承認プロセス、キャンペーン、カスタムレポートタイプ、商品などの概要を理解2. サンプル問題の受験
- 出題率の高い学習テーマ、重要な学習テーマを中心にしたサンプル問題の受験3. サンプル問題の解答と解説
- 解説を通して、問題文のポイントと機能の確認(解説した問題は、受講後試験 までに復習してください)https://www.trainocate.co.jp/reference/course_details.aspx?code=NFC0338R
赤字で 記した通り、試験の類似問題(サンプル問題)がポイントスタディでは提供されます。このポイントスタディで提供されるテキストこそが最大の試験対策になります。
1)テキスト1〜8章について講習受講時に引いた重要赤線部を把握する
試験対策における最も良いSalesForceのテキストと言えば間違いなくポイントスタディのテキストである。
重要赤線部はもちろんのこと、SFAのあるべき姿に加えて、SalesForceがアピールしたい点を意識しながらテキストの読み込みを行います。頭の中をSFDC脳に洗脳していくつもりで読むのがおすすめです。
手元に環境がある場合はもちろん、画面で動かしながら確認することが望ましい。
2)テキストの演習問題を9割以上が確実に取れるよう繰り返し解く。
テキストに付属の演習問題はボーナス問題です。演習問題の類似問題を落とすようだと試験合格のハードルは高くなってしまいます。
すべての演習問題の正解が分かることは当然ながら、不正解の選択肢がなぜ不正解なのか調べ理解するまで繰り返します。60問中、10~15問程度出題されました。100点満点だとすると、25点の下駄を履かせてくれるというわけです。
演習問題はボーナス問題ですから決して落としてはいけません。
3)研修:管理Ⅰ(前編・後編)テキストを読みこむ
試験ポイントスタディの前提となる講習のテキストです。講習を受講している場合は読み込みを行います。
主にSales Cloudの基礎的な用語や機能が解説されていますので、頭に叩き込むとともに、合格に向けて、SalesForceが何をアピールしたいのかを掴んで置くと更によいです。
引き続きSFDC脳を構築していきます。
4)TrailHeadsの受講
機械翻訳の、少し謎な日本語と戦いながらになるがベンダー試験であるSalesForceの認定アドミニストレーターに合格するためにはベンダーの考え方を理解することが必須。
TrailHeadsではポイントごとに画面を動かして学ぶことができます。自分で営業シーンをイメージしてストーリーを作って開発環境で動かせる場合は良いのですが、難しいようなら素直にTrailHeadsで動かして効率よく学びましょう。
5)開発環境で動しまくる
開発環境を持っている場合はここも重要です。
テキストの内容に沿って繰り返し動かして、どういう風に設定を行えば正しく動くのかを確認する。ポイントとしては、仕組み上、必ずしなければならない設定がどこなのかも確認しながら押さえると良いです。
6)わからないところは時間かかるけれどヘルプ読む
最後の手段。時間はかかるけれど、なかなか理解が進まない場合はヘルプを読みます。印刷して移動時間に読むのがおすすめです。
ポイントまとめ。(1)(2)は必須、(3)~(6)は時間の許す限り実施
(1)(2)は必須、(3)~(6)は時間が許す範囲で。ただし、普段SFDC使っていない方はテキストに記載の機能を最低限一通り動かしてみた上で受験されることをおすすめします。
ここまで対策をしていれば認定アドミニストレーター合格は近いと言えます。上位の認定コンサルタント試験の勉強法とも共通する対策法ですので、ぜひ頑張ってください。
【第2部】Sales Cloud Consultant試験受験時の私のSFDCレベル
- SalesForce Sales Cloudをユーザーとして利用中
- chatterや商談オブジェクトに、参画するプロジェクトの進捗を書き込み
- プリセールス担当商談の見積もりや提案書などの資料をライブラリで共有
- 営業の活動記録に補足を書き足す
- 営業マネージャー向けのレポート・ダッシュボードを少しメンテ
- アドミニストレータ試験は合格済
開発者・管理者としての業務は未経験のレベルを前提とした試験対策です。
認定アドミニストレータ試験と同じく、ベンダー試験なので細かな仕様を覚えなければならないというクセはありますが認定アドミニストレーターと同じ試験対策が通用します。
※ただし、salesforceのコンサルタント試験の中では最難関と言われています
Sales Cloud Consultantも、試験ポイントスタディ(CRT251)必須
試験合格のためとして考えると、認定 Sales Cloud コンサルタント試験ポイントスタディ (CRT251)を受講している方が効率的だと言えますのでおすすめします。
業務命令で合格しなければならない方が多いと思いますので会社に費用を出してもらい、意識高く試験対策をしていきましょう。
Sales Cloud Consultant試験の合格対策
内容
1. 出題範囲の確認
- 主要な機能の復習(セキュリティ、商談、取引先、マーケティング等)
- コンテンツ機能、Salesforce to Salesforce、売上予測などの概要を理解2. サンプル問題の受験
- 出題率の高い学習テーマ、重要な学習テーマを中心にしたサンプル問題の受験3. サンプル問題の解答と解説
- 問題文のポイントと機能の確認(※解説した問題は、受講後試験までに復習してください)https://www.trainocate.co.jp/reference/course_details.aspx?code=NFC0339R
認定アドミニストレーター試験同様にポイントスタディではテキストで重要箇所の解説と、演習問題が提供されます。(ボーナス問題)
Salesforceの公式対策研修が提供するテキストとサンプル問題ですから完璧にしておくことが合格への近道です。
1)ポイントスタディのテキストをマスターする
認定アドミニストレーターの対策時と同様です。ポイントスタディ受講時に引いた重要赤線部、手書きで追記したことについて、画面を思い浮かべながら把握していく。
開発環境やサンドボックス環境で動かすことのできる方は、なるべく画面で動かしながら読み込んでいくと理解しやすいです。
2)ポイントスタディテキストの演習問題を9割以上解けるようにする。
試験本番では60問中、10問程度似ている問題が出題されました。ボーナス問題なので、絶対に取りこぼしはNGです。(約17点の下駄を履かせてくれる計算です)
3)もう一度(1)のテキストを読み込む
4)TrailHeadsを受講する。
ベンダー試験は仕様を把握することが重要であることを踏まえて、SalesForceのe-learningであるTrailHeadsは受けておくとセールスフォース脳になりやすいです。
時間があれば受講されることをおすすめします。ただし、日本語が少し分かりにくいことには目をつぶる必要があります。
5)開発環境で動しまくる
Salesforce webページ/サポート&サービス/開発者向けページから開発環境を作れるので、認定アドミニストレーターの試験範囲も含めて動かしておくと良いです。※GDPRの注意メッセージが出るが一読しておくだけで良い。
6)どうしても理解できないところはヘルプを読む
時間はかかるのですが、SalesForceはこういう設計方針で作られているということがサポートのドキュメントを読んでいるとわかるようになります。
試験対策としては、どうしてもわからなくなったときにSalesForce社はこの選択肢を選んでほしくてこの問題を作っただろうな、という感覚を掴むことができます。
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Sales Cloud Consultant試験の出題範囲と出題率
当然ですが、出題率の高いところから順に押さえていきます。5%のところはどうしても頭に入らなければ捨てることも検討して良いでしょう。
- SALES CLOUD ソリューションの設計【25%】
- 商談の管理【15%】
- 取引先と取引先責任者の管理【12%】
- 営業の生産性【12%】
- 連携とデータ管理【8%】
- マーケティングとリード【7%】
- 実装戦略【6%】
- 業界の知識【5%】
- コミュニティとサイトの管理【5%】
- SALES CLOUD 分析【5%】
Sales Cloud Consultant試験当日の流れ
大阪は梅田にあるPC カレッジ 東梅田校での受験でした。大阪でセールスフォースの試験はここしか受けられない。ここ一択です。
テストセンターは試験直前に道路向かいのコンビニか喫茶店で最後の追い込みをすることもできる良い立地。
※例えば、ランチをすぐ横の吉野家で食べて時間を作り、カフェ(確かタリーズ)へ飛び込むのが作戦として良さそうです。
会場に入ると、MicrosoftのMCPなどと同じように相棒となるPCを与えてもらって受験。
Submitボタンをクリックするとすぐに試験結果が表示されるシステムになっていた。完璧にできた!と思えない限り胃の痛いシステムだといつも試験終了処理をしながら思います。
講習や試験ポイントスタディの受講が難しい場合の対策
試験ポイントスタディをベースに合格のための対策を書いてきましたが、 もし研修のコストが難しい場合は下記の書籍がド定番です。
開発環境を用意し、試験で問われる部分を重点的に何度も動かしながら理解をすることで十分試験合格に達することができます。